潤滑油サービス 詳細
油交換作業
設備機械のオイル交換は、単に古いオイルを抜いて新しいオイルを入れるだけではありません。
長期間使用したオイルは、タンク内や系統内に汚れが溜まっています。清掃しない状態で新しいオイルを入れると、残った汚染物と混ざり、新しいオイルの性能が低下し、寿命が短くなり、100%の性能が発揮できなくなります。
タンク内などを清浄にして古い汚染物の除去を行います。
フラッシングと浄油作業
オイル交換を実施した後にフィルタが目詰まりを起こすトラブルがあります。
これは系統内にこびりついた油の劣化物が新しいオイルを入れた洗浄効果によって剥がれる事があります。これにより、ラインフィルタが目詰まりを起こすことで機械停止に繋がります。
そこで、洗浄効果で剥がれた汚染物質を浄油機のフィルタで捕捉していきます。浄油作業の目標を設定してその場でお客様に見ていただきます。
保有設備
大型200Vギヤポンプx1台,中型200Vギヤポンプx2台、小型100Vポンプx3台、ペールバッククリーナーx2台、大型浄油機x3台、小型浄油機x10台、コンタミキット、粘度計、その他分析キット
簡易分析、潤滑油による設備診断
機械のオイルを見ることは「人間の健康診断」。
人間も同じでいくら健康であっても定期検診を行い場合に応じて人間ドッグなどの精密検査をおこないます。設備機械にどのようなトラブルが起こるかわからないのでオイルの分析を行い、状況に応じて分析機関による精密分析を行います。
定期的にオイルを分析し、オイル交換などの対策をすることで実施前後では機械の故障が減少します。
簡易分析の内容
<外観>
色・濁り:油の劣化の進行をみることができる。ただし色だけでは判断できません。
沈殿物:サンプル容器の底に沈殿する物質を確認。
ろ過して分かる油の劣化:キレイに見える油でも、ろ過してみると機械のトラブルにつながる油の劣化物が捕捉される。
<粘度>
劣化、誤給油のトラブル:粘度が高すぎると油温の上昇につながる。粘度が低すぎるとポンプや減速機の摩耗につながる。
<水分>
結露水、切削液の混入:水分が混入すると、油の性能が低下し、寿命が短くなる。また、サビが発生して設備故障の原因につながる。水溶性切削液が混入すると、粘着性物質が発生し、作動不良を起こす。
<顕微鏡観察>
汚れや摩耗粉を特定:汚れの見える化。フィルター捕捉異物の量と種類と大きさを確認。
故障データによる改善活動
現状を理解する事で改善計画が明確になります。
故障履歴の確認:過去の故障データからなぜ故障したのかを解析する。
適油選定:設備がおかれている環境を理解して、その対策がされている潤滑油剤を適用する。
オイル分析:工場全体のオイル分析を実施する。
給油管理 : 潤滑油剤の汚染対策の実施。
ミスト、異物、他油の混入、オイルジョッキの管理、機械毎の補給量の記録、設備台帳の作成、機械状況記録など。
潤滑油勉強会
工場で潤滑油にふれる方へのサポート。
潤滑油と言っても分野ごとに使用されるオイルは様々です。お客様からのリクエストによって入門編から上級編までトレーニングを承っております。
お客様からはご好評をいただいております。
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